お雑煮に思う故郷

穏やかな時間

松の内が明けました。お正月のお祝い気分は終わり、日常生活に戻ります。年が明けてあっという間の一週間。年々時が経つスピードが速くなっているように感じます。このお正月に思ったこと・・・故郷のお雑煮はどんなお雑煮ですか。

2022年が始まりました。

とても寒いお正月です。でもお日様が射し込む、気持ちの良い新年を迎えることができました。
今年も三が日はお雑煮を作り、家族が好きなおせち料理を用意してお正月を楽しみました。お雑煮を食べるとそれだけで、新しい年になったんだな、と感慨深い気持ちになります。
我が家のお雑煮は出汁ベースの薄い醤油味で、人参・ほうれん草・鶏肉・お餅が入っています。このお雑煮は家庭を持ってから作るようになったお雑煮です。多分関東方面(?)のオーソドックスなものなのではないかと思います。というのもわたしは地方出身で、関東のお雑煮がどういうものか知りません。なので料理レシピを参考に、家族の口に合うお雑煮を作るようになりました。
お雑煮を食べていると毎年必ず子供たちが、ばばちゃんのお雑煮食べたいな、ばばちゃんのお雑煮は美味しいよ、と言います。・・・きっとばばちゃん喜んでいるよ。

実家のお雑煮

実家のお雑煮は具沢山のお雑煮です。鶏肉・人参・大根・里芋・ごぼう・こんにゃく等とお餅が入った醤油味です。野菜はいちょう切りにして柔らかく煮込んであり、野菜の旨味が出て美味しいのです。子供たちはお餅を入れずにお代わりする程です。
大晦日の夜、寒い台所で祖母と母が元日の朝のために下ごしらえをしていた姿を思い出します。材料が多く、皮を剝いたり細かく切ったり、量も多かったから大変だったでしょう。子どものころはそんな事思いもせずに、ただお正月を楽しみにしていました。進学のために実家を出て、社会人となって一人暮らしをしている時のお正月。家庭ができてちょっと賑やかになったお正月。その年その年で食べる実家のお雑煮が、思い出の味として残っています。
このお雑煮を我が家でも作れば良いのでしょうが、とても手間がかかります。晩年母も手間がかかって面倒がっていました。人数の少ない我が家ではちょっと・・・。

子供たちが自立して思い出す「実家のお雑煮」は、わたしが作ったお雑煮。特徴は無いけど出汁が効いていて、これはこれで美味しいと思うのです。


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