子どもの突然のひきつけ、びっくりしますよね。どうして良いか分からないと、不安だし怖くなります。それでもちょっとした心構えがあれば落ち着いて行動できますよ。
ひきつけは遺伝しやすい!?
子どものひきつけは突然起こります。たった今まで元気に笑ってはしゃいでいたのに。だから初めてだととてもびっくりします。
初めて妊娠した時、母親から「あなたは小さい頃よくひきつけを起こしていたから、気を付けなさいよ。」と言われました。ひきつけは遺伝する可能性が高いそうです。いきなり来るからね、と脅されていたので、子どもが産まれる前から予備知識をつけていました。
心構え 3つのこと
ひきつけとは痙攣のことで、子どもの場合は熱性痙攣が多いそうです。ひきつけを起こしたらまずは落ち着いて、
- 時間を計る。
通常は3~5分でおさまります。それ以上続くようだったら急いで病院へ。 - 熱を測る。
体をゆさぶったり、押さえつけたりせず、安全性を確保して熱を測る。 - 状態を観察する。
痙攣の状態がどのようなものか、手足を突っ張っているのか、ガタガタ震わせているのか、右半身・左半身で違いはないか等落ち着いて観察し、後ほど病院に行った時に伝えます。
この3点を意識して行動すると良いです。そして症状が治まったらかかりつけの先生に診てもらいましょう。
慌てず落ち着いて
母親が言うように、末娘がひきつけを起こす子でした。初めての時はやはりびっくりしました。娘が1歳の時でした。でもいつか起こるかもしれないという心の準備があったので、これがひきつけか、とそんなに慌てることはありませんでした。この時はすぐに治まったので、落ち着いてから念のためかかりつけの病院に行きました。
大きなひきつけが起きたのはそれから3か月後でした。車に乗って外出をしている時、突然ひきつけが起こりました。最初はすぐに治まったのですが、その後再度痙攣し始めたのです。落ち着いて時間を計っていたら、今回はなかなか治まりません。ちょっと怖くなってきました。しかも痙攣が左半身だけだったのです。5分経っても治まらなかったので、救急病院に電話をしたら、すぐに見てもらえる事に。運良く病院の近くにいたので、到着までに時間はかかりませんでした。先生に状況を説明し、診察をしてもらっている間も娘は左半身だけガタガタ震わせています。大学病院に行った方が良い、という先生の判断で救急車を呼んで大学病院へ。救急車に乗っている間も痙攣は続き、病院に到着する直前にやっと治まりました。痙攣が始まってから約45分。本当に怖かったです。このまま痙攣が治まらなかったらどうしよう、障害が残ったらどうしよう・・・とにかく不安でした。
その後しばらく入院して、色々検査をしました。原因は突発性発疹による熱ということが分かりました。脳波も検査しましたが異常無く、無事退院。安堵しました。
子どもは突然熱を出します。それにちょっとの熱では元気に遊んでいるので、気づきにくいこともあります。だからいざという時のために、これだけはという心構えを持っておくことは自分自身が慌てないためにも必要だと思います。病院の先生にも、お母さんが落ち着いて対応してくれたから良かったですよ、と声をかけてもらえました。
子育ては何人育てても初めてのことが起こります。それを乗り越えるたびに、親も子どもと一緒に一歩ずつ成長していくのだと思います。
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